

welcome back
とても思い入れがあったのだけれども、思い出を重く感じて、ある日、クローゼットから衣装ケースに移して、別の場所に移動させたら、全く見つからなくなった洋服たち。 処分してしまったのだろうな、とずっと思っていたのだけれども、なぜか、今日見つかりました。 ある方から預かっている荷物の後ろにあった。 6年間行方不明だったのだけれど、奇跡的にどこも傷んでいなくて。 一度気に入ったもの、好きになったものは、ずっと好きなのです。 決まって一目惚れ。 高校生の頃にデパートに一緒に出かけて、母に買ってもらったスカートもまだあるし(ただ、この丈はもう履いてはいけないかな、と思い、それこそ眺めて愛でているだけだけれども。J. Pressのディテールが美しいストライプのスカートです)。 一番下の弟の小学校の卒業式で着たジャケットも見つかりました(写真とは別の)。 裏地だけ張り替えて着ているような何十年選手の洋服が数点あります。 写真のジャケットは、ロンドンで作られたもの。 これも15、6年は経過しています。 リサイクル素材でできていて、全て一点もので、作品に近いものでした


collage
ミヒャエル・プラッツ。 ハイドンが住んでいた建物があります(入れないけれど)。 そして、この写真には私の手が写り込んでしまっている。 このあいだの夜の散歩で撮った写真です。 風を感じながら、一人でぶらぶら歩くのが好き。 だいたい、いつも何かを考えているし、外に出れば、出たで、世界は面白いものにあふれているので、だいたい、いつでも楽しい。 まだ日本に住んでいた時も、夕方、夜に高校や大学から自宅に戻るための電車から眺めた灯の灯った家を眺めるのが好きでした。 こんな感じ。 ちなみに、これはWiener Werkstätteに所属していた芸術家たちの作品のポストカードです。 電線が日本的な感じで、電車から眺めていた風景をすぐに思い出しました。 Tete a teteというのは、差し向かいで、というのが原義です。 映画自体は見るのを勧められないけれど、Kingsmanでコリン・ファース氏がこの言葉を使っているシーンがあります( I should have a tête-à-tête )。 これは、なんだか良い言い方で耳に残っている。 Wolkenkratz


Freude
とても嬉しい知らせをもらって、号泣。 数年前にドイツのヒルデスハイム大学の歴史学で講義をしたのだけれど、そこで知り合った学生さんのなかに、とんでもなく優秀な学生さんがいたのでした。 日本が好きだという理由だけで、お金をためて、東京にも京都にも寄らず、なぜか北海道にバックパッカーとして旅に出たという男の子。 日本人の私による東アジアとヨーロッパの関係史に関する講義を受けてみたいということで、特に単位は必要なかったのに、授業に出席して、とにかく最初の授業から強烈な印象を残したのでした。 なんでも質問して、と言ったら、自由なのだけれども、遠くの点と点を結びつける力が圧倒的な教養に支えられていることがわかる質問ばかりでてきて。 その質問が生み出される頭の中の世界は、素晴らしい研究者になれることが約束されている人の頭の中の世界でした。 一コマ目が終わって、休憩時間に話しにきたので、研究者になるの?と尋ねると、 経済的な理由で進学できない、教職を取り、学校の歴史の先生になるつもりだと話していて。 実際、土曜日の午前中の授業は、バイトと弟の面倒を見るために出ら


a pair
クライスラーの演奏が素敵すぎて、聴いていると幸せになりすぎてしまう。 下手をすると仕事になりません。 これは、前に撮った写真。 朝。 鳩のつがいがよく遊びに来るのだけれども、鳩って、一年中仲良しなのね。


Fritz Kreisler II
第二次世界大戦前の録音。 1917年から1930年前まで。 音楽のことはよく知らないのだけれども、とてもウィーン的な感じがします。 このあたりのメロディーの可愛らしさ、華やかさ、人間らしさがとても好きです。


Fritz Kreisler
ある本の校正を進めながら聴いているのは、クライスラー。 クライスラーの曲も、演奏もどちらもとても好き。 人柄にも強く惹かれる。 これは、私が持っているクライスラーの伝記の初版。 日本語では、白水社から日本語訳が出ているはず。 不思議なことに、この本とカザルスの伝記を読んでいたことで、今、校正を進めているご本の著者の方とのご縁ができたのでした。 全く同じ本を持っていて、二人してちょっと驚いた。 ちなみに、もう一人、仕事で長年ご一緒している方がやはり全く同じ本を持っていて、それも驚いたけれども。 人生は不思議。 何事にも、ある日突然、答えあわせをする日が巡ってくる。 物語は、深く愛している対象から紡がれている。


Tomaselli
ザルツブルクのトマセッリ。 少しの間、ザルツブルクへ行きたい。 オーストリア、スイス、クロアチアでも感染者が確認されました。 オーストリアはインスブルック。 広がるのは時間の問題だろうなあ、と思います。 3月はなかなか大変ですね。 治療等にあたられる方の安全がまずは確保されますように。 こういう時は、何かあった時のガイドラインを確認して、不要不急の移動を避けたり、予防を徹底したら、あとは普通の暮らしを続けるのが一番良い気がします。 判別する力もないのに、むやみに情報を収集しても、むしろ自分の判断力を低下させるだけの気がする。 でも、ウイルスが人工的に作られたものか、そうでないかで意見が分かれていることには関心があります。 人工的に作られたものであれば地上で永続的には存在できないので、収束する可能性が高いんですよね。 責任問題は今は大事ではないので、収束する方法を見つける方向で協力できますように。
Be unique
2020年に出る本は3冊、書き終える本は1冊。 なので、今年の本の仕事は計4冊。 ・服部豊子さんのご本(編集協力、日本語):3月〜4月 ・安倍晴明物語のドイツ語訳:春 ・共編・著の本(ドイツ語):秋 書き終える予定の本は、 ・青木周蔵(ドイツ語):冬(出版は2021年春) 継続・始める本: ・短編小説のドイツ語訳 ・もしかすると、あるドイツ語の史料集の日本語訳 ・単著(ドイツ語) そのほかにプロジェクトを4つ進めています。 このうちの2つは、お城の関係の仕事(2021年)。 それ以外の2つは、0→1(2021年)。 とりわけ最後の2つは、これまでの私の経験してきたことの集大成のような仕事になるかと思います。 Be unique. 自分というものを突き詰めると、それぞれに他の人と違っていて当然だと思うのです。 自分を含めて、ひとを型にはめる必要性を感じません。 自分に与えられている才能や特性に責任と愛情を持って、それらを磨く方が、社会には大きく貢献できるように思っています。 この場合の社会というのは、自分の国籍とも関係がなくて、広く「世界」という意


Spaziergang
夜の散歩。 教会にもお祈りに。 体力のない高齢者の方や病気を患っていた方から命を落としているようなので、胸が痛い。 アメリカのインフルエンザも同様の状況らしいので、これ以上の犠牲が出ないよう、どうか早く収束するようにと祈るばかり。


24. Feb. 2020
今朝の空。 嬉しい春の訪れ。 ヤドリギ。 短く切った薔薇。 月曜日は、お花屋さんにお花がたくさん並んでいて、嬉しい。 今は、こちらは休暇期間中です。 私は本の仕事をしているけれども。 カザルス。