

April
天上天下唯我独尊


a beautiful dream
人生でやり残したことはないはずなのだけれど、未来の時点でやり残したと感じそうなことがあるから、 やるかと決める。 そうすると、素敵な夢を見た。 延々旅をする夢。 綺麗な水、綺麗な山、綺麗な道。 太陽の光の届かない惑星での旅だけれども、 やはり、それをしないと動かない何かがあるのだろうな。 通過儀礼なのだろう。 その鍵を持てば、未来に開ける扉があるということ。 近道をしようとすることの良くないところは、この鍵を集め損ねること。 意味のあることばかりをしようとすると、大きな計画からは外れる。 だから意味がよくわからないけれど、行っておくか、やっておくか、乗っておくか、ということでよかったりする。 点を打つというのは、そんな感じ。 そうして、出会うべき人とは、どんな道を進んでも出会うのだから、 人生はコントロールを欠いていると思えるときこそ面白い。 イギリスには、イングランドとスコットランドがやはり分裂する未来が待ち受けているのかな。 驕りは身を滅ぼすよ、とイングランドを見ていると思うけれども、それもまた歴史なのだろう。


Ästhetik
最近、美しさについて考えることが多いな。 それとシステムについて。 とても多くの人が、自分というものを現在のシステムの一部にする生き方を当たり前に思っていることを不思議に思う。 システムって古くなるよね。 あらゆる仕組みはある時に作られて、維持されているから機能しているだけで、絶対のものではない。 でも、人は、なぜか一生懸命にその仕組みの中で生きようとする。 そのことを不思議に思う。 今の仕組みとは合わなくてもいいじゃない。 他の人と自分は違っていていいじゃない。 その違いを真摯に生きる方が価値を生み出せるし、自己重要感が増して充実した時間を過ごせる。 そもそも人は他人と違っていたい生き物なのだ。 だから、違いを適切に表現できなければ、別のところで違いを生むための醜い争いを起こす。 自分を見てもらいたいようには見てもらえなかったいう理由だけで癇癪を起こすこととか、 マウンティングなどがそうだよね。 確かだと思いやすいことは、みんなが揃って見ている幻想にすぎなかったりもする。 幻想をメタ認知できるような個として生きるのでなければ、自分を生きるとは言


St. Ives
イギリスのセント・アイヴスという街。 ランズエンドからバスで出かけたのだった。 こういう街で一生を送るタイプの人って好きだな。 私にとっては、近くて、とても遠い存在だ。 フランスのアルルに行った時にも同じことを思った。 カマルグのお塩のパッケージを見て、カマルグに行くべく、南仏に向かったのだけれど、 思いがけなく素晴らしい世界があったのよね。 あんな街で一生を送れる人生は、すごく豊かな感じがする。 芸術家のように、好きな街を渡り歩いて、アトリエを構えて、自分の世界に向き合う、取り組むという人生が、私は結局好きなのだろうな。 そういう仕事、そういう人生がいい。


Bienenwachskerzen
イースターに合わせて作られたはちみつのろうそく。 クリスマスとか、シーズンに合わせて色々なデザインのものを購入しているけれど、どんなかたちでも案外と綺麗に燃える。 今日も坂本龍一さんの音楽を聴いている。 静か。 美しいものはいい。


Honig
はちみつでできたものならなんでも試してみたくなる。 家で使っているキャンドルは、はちみつ専門店で購入しているはちみつの蝋でできたキャンドルだし、 ハンドクリームもはちみつ。 石鹸もはちみつ。 お茶用のクリームのはちみつとトースト用のさらりとしたはちみつは常備している。 今日は、こんなのを見つけた。 普段、シリアルは食べないのだけどね。 パッケージがかわいくて、つい商品に手が伸びた。 ミルクもあまり飲まないのだけど、大きなパックを買ってきた。 ずっと坂本龍一さんがピアノを弾いていて、大貫妙子さんが歌っている音楽を聴いている。 さてさて。 どーんと物事が大きく動く予感がするな。 ここに今あるのは、そういう静けさだ。


nächste Generation
これは、どこだったかな。 イギリスのどこか。 地球は綺麗だけれど、人間として生きるのはどうなのかな、と思ったりもする。 これから何世代まで、人間はこの惑星で生きていけるのだろう。 時々、別の惑星にいる夢を見る。 太陽の光が届かない惑星。 人間はいつか宇宙旅行はできるようになるだろうけれど、 住むことはできないのではないかな、と思う。 火星への移住計画とか本当にあるみたいだけどね。


April
3月と4月でぱきっと変わるのだろうな。 誰もがみんな、今いる場所にはもう戻れない。 そして、4月からの世界には、私にも未知なところがある。 棲みわけみたいなことが完了しているのは確かだけれど。 3月は最後の攪拌。 これは、セントアンドリュースの海辺。 エジンバラから、よく行った場所。 大学生がポロの練習をしているのをよく見かけた。 一度、女の子を振り落として、淡々とまっすぐに走って行った馬を見た。 馬は人間のことを本当によく見ている。


Vortrag
講演会。 結局二ヶ国語で自分で同時通訳しながら講演することに決めたけれど、私の頭はどうなるのかな。 すべきことが多い時に天気が良いのは助かるな。 爽やか。 でも、やっぱり、もう一軒家を借りたい。 緑の多い場所に広い一軒家を借りたい。 というか買いたい。
イチローさん
小学校の同級生にとってのいとこがイチローさんだった。 その頃から背中を追いかけていたところがあるな。 イチローというあだ名は、あらゆる点でちょうど良かったんだろうな、と昨日のインタビューを見て思う。 インタビュー自体は、同じ人間だとか同じ日本人だとか同じなんとかでくくって、 個人への関心や敬意を忘れがちな日本の社会に特有なものに思われたけれども。 孤独感の質問に関して、 アメリカに行って外国人だと気づいた。 それに気づけたから人の心を慮ったり、人の痛みを想像したりできるようになった。 辛いことは避けずに元気があるうちに挑戦するべき。 という返事があった。 これは、イチローさんの言葉だから、届く範囲も広いだろうな。 外国人の自分として世界で生きていく。 エイリアンっぽくてちょうどいい。