September 9
「ルパンの娘」が面白いよ、と教えてもらって、ちょっと動画を見たのだけれども、 あの王子様みたいな人のミュージカルの音楽(If I can see you again...)が抜けなくなって、一日頭の中でループしています。 9月 明日から9月。 8月も本の仕事をずっとしていたけれども、 9月は新しい本3冊がスタートします。 2冊は単著、1冊は共著。 その先には更に2冊が見えています(1冊は訳本、もう1冊は史料集)。 その間にあるデータを整理します。 これらが終わったら、全く違うことについて本を書く時間に入ると思うので、 ここまではとにかくやりきる。 ひたすらドイツ語で本を書きます。 こういうことは、 若くて(人生に於いて、今がいつだって一番若い時)、 体力があるうちに挑戦しておく。 あらゆることを捨ててでも、 自分のスピードで進める環境で生きる。 昨日の自分よりも今日の自分、 今日の自分よりも明日の自分、というのが一番楽しい。 自分の成長だけがテーマ。


2020
2020年は、数字のキリが良くて、記念に残るようなことをしたくなりますね。 優先順位をつけて、いろいろ頑張ろうかな。 手帳もリニューアルしようかな。 写真は、6月にピカソ美術館で「大人買い」したもの。 この鳩が好きでして。 とりわけ鉛筆が気に入っています。 可愛い。


Spaziergang am Abend
夜の散歩。 向かいのお店のショーウィンドーに陳列されている洋服が心霊写真のように写り込んでいます。 限りある人生ですから、上質な時間を。


Personenverzeichnis
編集協力で参加している日本語の本ですが、人名索引の作成にやたらと時間がかかるな、と思い、 プリントアウトして人数を数えてみたら、なんと550人を超えていました。 どうりで時間がかかるわけです。 私にとっても記録的な数字です。 こんなに人名が出てくる本は珍しい。 著者の方にお見せしたところ、あらまあ!と他人事のように驚かれていたけれども、 そういうものなんですよね。 この本の強みの一つはここにあるな、と思います。 お仕事のメールは明日からお返事差し上げます。 今日まで一週間ほどお休みをいただいて、自分の本の仕事をしておりました。 ウィーンは涼しいけれども、もうこのまま秋になるのかしら。 秋は、いいなあ。 写真は、ハイドンの生家を訪れた時に出会った、文字通り「頭を隠して尻隠さず」の鹿さん。 見えているよ、でも、何もしないよ、とじっと見つめていたらば、「なんだ、脅かさないでよ」というような感じで、すっとこちらを見て、森の中に悠然と帰って行きました。


Eugen von Ransonnet
オーストリア=ハンガリー帝国東アジア遠征隊に参加していたオイゲン・フォン・ランゾネ男爵に関する記事が共同通信より配信されました。 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48818260R20C19A8CR8000/ https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190821-00000155-kyodonews-int この史料については、以下の展示でご覧いただけます(図録で詳しく報告させていただいております)。 港区立郷土歴史館特別展 日墺修好150周年記念「日本・オーストリア国交のはじまり 写真家が見た明治初期日本の姿」 会期:2019年10月19日ー12月15日 また、共同研究者のペーター・パンツァー先生とランゾネの手記を含むオーストリア=ハンガリー帝国東アジア遠征隊の史料について講演させて頂きます。 日時:2019年10月16日18時より 場所:ドイツ東洋文化研究協会(OAG) 東京都港区赤坂7-5-56 ドイツ文化会館 4F どうぞよろしくお願いいたします。 宮田奈奈


Richard Strauss
リヒャルト・シュトラウス。 グレン・グールドが演奏しているCDを聴いているのですが、動画はこちらしか見つからなかった。 この動画だと最後にあたる曲が好きです。


la la la la la...
仕事が楽しい。 チャレンジングな要素があればあるほど、楽しい。 夜寝る時に、次の日の朝に目が覚めることが楽しみで、目が覚めると、何より仕事に取り掛かりたくなる。 夏休みなので、メールや連絡を気にしなくて良くて、のびのびした気分です。 目一杯自宅で仕事をして、 夕方にスーパーに出かけて、食べたいものを作る。 今日は揚げないコロッケ(溶かしバターをパン粉にかけて、オーブンで焼く)。 粗挽き小麦のパン粉を見つけて、それが普通のパン粉とどう違うのかを知ることが今晩の楽しみ。 ご褒美にちょっと良いワインも買ってきたので、それも楽しみ。 ああ、なんて楽しいのでしょう。 夏休みの仕事、最高です。 写真は、カーネーション。 可憐だなあ、と思って。 ウィーンは、涼しい日が続いているので、切り花が長く生きられます。 自宅は今、お花だらけです。


Japanische Publikation
服部豊子さんの日本語の本の編集作業を進めていますが、本当にとても良い本です。 みなさんのお手元に秋にはお届けできますように(勉誠出版さんより10月・11月に出版される予定です)。 服部豊子 Toyoko Hattori ヴァイオリン・ソリスト。1943年、第12回毎日音楽コンクール第一位、併せて文部大臣賞受賞。1957年から60年までウィーン国立音楽アカデミーで学ぶ。帰国後はソリストとして活発な演奏活動を行いつつ、桐朋音楽大学教授、東京藝術大学講師などを務める。1977年に家族とともにウィーンに移住し、ウィーン楽友協会ブラームスザールでの演奏を始め、ヨーロッパ・日本各地での積極的な音楽活動を続ける。1999年8月に日本のクラシック音楽の水準向上、日欧間の音楽交流における尽力および国際文化交流における貢献に対して、日本国外務省より表彰される。同年11月にはオーストリア共和国連邦政府より、学術・芸術に対するオーストリア名誉十字勲章を受章。2005年旭日小綬章を受章。2009年オーストリア教育芸術文化省においてオーストリア共和国に対する功績に対して大名
being proud of yourself
何をするにしても、 何を職業にするにしても、 自分のスタイルの延長線上で事にあたることが大事だという思いを改めて強くする日々を送っています(回りくどい言い方ですね)。 スタイルとは、世界、社会、物事や人との心地の良い接点の持ち方や距離の取り方のこと。 心地良さとは、自分の誇りを傷つけていない状態のこと。 傷つけられていない、という受動態ではなく、 傷つけていない、という能動態で書くのは、 誇りを守るのは本人の意思にあると思うからです。 秋になったら、旅に出よう。


Publikationen
この本のドイツ語の史料集が9月末に出版される予定です(OAG & Iudicium-Verlag)。 日本語の史料集はおかげさまで増刷が決まり、こちらも準備を進めております。 特殊なドイツ語で書かれているため、文法や表記、注記に関する校正が大変なのだけれども(出版社のドイツのドイツ語母国語話者と編者であるオーストリアのドイツ語母国語話者・私の5人がかり)、良い本になるはずです。 私のドイツ語はこの仕事のおかげで、飛躍的に向上しました。 とりわけ最初の日記は、初見でまともに訳せる気がしなかったのだもの。 今朝、ミュンヘンの出版社からこちらに原稿が戻ってきたので、気合いを入れて、校正します。 それと、編集で参加している日本語の本も。 あと、安倍晴明物語のドイツ語訳の本も(Herder-Verlag)。 良い本にします。 自分の持っている力を使い切る。