

Februar 2021
今週末は、寒さに震えながらスピッツばかり聴いている。 草野さんの詩や声がとても好きだな。 2月は、安倍晴明物語のドイツ語訳の原稿を入稿する。 ようやくあとがきを書き終えたので、あとは全体の原稿の最終チェックをする。 自分で言うのもなんだけれど、ドイツ語は自分至上綺麗です。 語彙を引き上げて、構文を洗練させて、何度も推敲し直している。 10年近く推敲に推敲を重ねているから、当然といえば当然なのだけれど、美しさには自分でも太鼓判を押せます。 いいな、と、自分でもちょっとうっとりする。 4月に出版される予定。 長かったなあ。 定年退職したのに、相変わらず担当してくれている編集者さんに心から感謝する。 彼はずっと応援してくれていた。 このタイミングで、この10年の間にあった色々を自分の豊かさに変えていける手応えがある。 自分の持っている力を最大限に引き出すために与えられた最高の環境だったのだな、と思う。 強運というのは、成長する機会が与えられることだと思っているけれど、私はその点でものすごく運が強いと思っている。 自分の人生に集中して、自分のことを頑張り


31. Jänner 2021
ランズエンドを早朝に散歩した時の写真。 見えるのはホテル。 旅に出たくて仕方がない。 水のシャワーを浴びる。 信じられないほど寒くて、笑ってしまう。 小学校の頃の寒さに凍えたプールを思い出す。 タオルがあたたく感じるのよね。 今日の夜にはこの建物の管理人さんが戻ってくるので、修理業者の手配をお願いしましょう。 明日から2月。 1月は長かった。 今日も穏やかな良い1日に。


30. Jänner 2021
ここ10年近くでは考えられなかったレベルの大掃除を敢行する。 処分に次ぐ、処分。 断捨離というのかしら。 集中して処分していたら、ボイラーと冷蔵庫が同時に壊れてしまった。 ということでこの週末はちょっと大変。


27. Jänner 2021
幼なじみからのプレゼントが届く。 私が彼女に贈ったものは、リバティプリントの林檎の針刺。 彼女が私に贈ってくれたものは、ウィリアム・モリスの刺繍セット。 針とか手芸とかイギリスとか、お互いに贈ったものを知らせていなかったのに、以心伝心のようで嬉しい。 すごいなあ。 郵便局の人がみんな親切で、このことも嬉しい。 わざわざ私のところまで届けずに、ポストに投函しておいてくれれば良いものも届けてくれる。 代引きで届いて、現金を家に置いていなかったので、郵便局に引き取りにいかなければ行けなかったのに、翌日、再配達してくれた。 一人の人は「朗らかな、幸せな」という意味の名字なのだけれども、本当にいつも機嫌が良い。 最近、心のバランスを崩しがちな私は彼を見習いたい。 夢の影響も受けやすくて、本当にちょっとコントロールを欠いているけれども、 こういう時は変わる時なのだろう、と思う。 思い込み、決めつけ、古いポリシーのようなもの。 ポリシーに合わないことを受け入れて、許すと、一方的に我慢をさせられているようでものすごく反発を覚えるのだけれども、一番に大事にしたいこ


26. Jänner 2021
3年〜5年で退場していく何かのおかげで、評価基準がすっかり変わる。 10代がイノベーションを起こすだろう。 それより上の世代で、頭を低くして飛ばないといけなかったタイプは、やっと本領を発揮できる。 これからの世界を牽引するのは、圧倒的に何かに秀でた、クリエイティブな人たち。 50代の人の中にはこの変化がきつい人は多いかもしれない。 40代も、これまでの社会に合わせすぎた人はきついかもしれない。 価値観の問題。 でも、崩壊は進む。 精神まで崩壊しないように、謙虚に柔軟に進んでまいりましょう。


23. Jänner 2021
去年を含めても、精神状態が一番悪い状態を過ごす。 今朝になって、ようやく脱した。 食欲がほぼゼロになって、少し何かを食べると胃が重たく感じられて。 人との連絡がとにかく億劫で。 外には出てはいけないのだけれども、そもそも出たくなくなり。 楽観視することが間違えているように思えて、とにかく悲観的になる。 そうすると自分の判断が正しいのか分からなくなり、何かを決めることが全て億劫になる。 お花が家に少なくなり、それでも買いに行く元気が出なくて。 お風呂に入ることだけが唯一の楽しみになっていた。 外は寒くて、雪が降っていて、暖房を付けっぱなしにしているから、家の空気が少し淀んで。 どんどん弱くなっていった。 そうすると自己嫌悪に陥ることが増えて、さらに人に会いたくなくなり、すっかり悪循環に陥ってしまう。 クリスマスから今までの時間の間に、愛情とか生きるエネルギーがマイナスにまで落ち込んでしまっていたのだろうと思う。 そういう時に何かを自分から与えようと無理をすると、限界を超えてしまう。 何かの許容を超えてしまっていた。 とりわけ雪による疎外感はすごいも


19. Jänner 2021
友人にプレゼントを見つける。 こちらから日本に送ると一月以上かかるので、日本のオンラインショップで。 実用品だけれども、そう見えない、ちょっと可愛いもの。 お洒落な友人なので、きっと素敵なものを一つは持っていると思うのだけれども、いくつあっても、まあ、困らないかなあ、と思うもの。 実家にもあるものを送る。 こちらは美味しそうなもの。 人間の元で治療を受けていたペンギンが海に戻るように、本来の場所に戻るイメージが今年に入ってから、ずっとある。 今はまだ、縛られていたものから自由になったことを浜辺をうろうろしながら不安に思っている感じ。 抽象的な意味で、明らかにここは自分の居場所ではないのだな、と急に分かることがある。 それは、良い悪いとかどちらが優れているということとは関係なしに、人生の青写真が違うだけのことなのだと理解する。 これまで特別に価値があるものとされてきたものがフラットになると、 高さではなくて、シェアの広さが問題になるのだろう。 波及効果の高い何かがひとの耳目を集めるようになる。 高さが好きな人は、高さがなくなっても、それを本当に好き


15. Jänner 2021
イギリスで暮らしていた時に毎週末焼いていた食パン。 美味しいパンがなかったので、毎週末にパンを生地から捏ねて、焼いて、厚切りにカットして冷凍していた。 ドイツ語圏はパンは美味しいので、ドイツでもオーストリアでもパンを焼いたことがないのだけれど、 ミルク食パンのようなものを焼いてみようかしら、と思う。 あるいはメープルシロップを生地に練り込んだくるみ入りのパンも良いなあ。 槇原敬之さんに今起きていることを昨日知った。 歌詞を聞いていると、1の痛みが100ぐらいに響く方なのではないかな、と想像する。 何かに触れると反射的に感情が揺れ動いてしまう感じなのかな。 それに振り回されて、疲弊してしまうのかもしれないな、と思う。 別れに関する歌が多くて、その世界にチューニングしてしまうと、孤独が迫ってくるので、精神衛生上あまりよくないのだけれども、孤独の深さと感受性の強さは比例しているように思うので、こんなふうに人と人の間に横たわる距離やクレバスのような断絶について思いを馳せる時間が長いと、なかなかしんどいだろうと想像する。 復帰を楽しみに待ちましょう。 社会


14. Jänner 2021
中学生の頃に好きだった曲。 槇原敬之さんの歌詞は真っ直ぐで、今聴くと、今の自分の考え方に少なくない影響があるように感じる。 色々、色々、色々あるけれども。 明るくまいりましょう。 今日も良い1日でした。


13. Jänner 2021
保険会社の人とメールでやりとりをする。 ありがとうございます、お元気でね、と返信したら、顔文字が入ったメールが送られてきて、笑顔になる。 優しいなあ。 今は親切が富に身に染みる。 ありがとう、ありがとう、ありがとう。 あとひと月でお誕生日。 ここからの一月は意識して、新しい習慣を取り入れて、新しい自分になることを決める。 変わる時。 滝行でもして、一新したいような気持ちだけれども、そんな場所はないので、心を入れ替えましょう。 今朝の夢ではなぜか試験会場にいて、周りの男性たちから鉛筆をもらっていた。 色々あるけれども、穏やかに。