

30. Oktober 2020
今朝は大寝坊をする。 12時間眠って、9時に目が覚めたときは何が起きたのかがわからなかった。 翻訳して、翻刻して、翻訳して、翻刻する。 今年の1月に台湾の友人に紹介された占い師の人に、11月に人生が変わると言われたのだけれども、その11月が気付いたらもう来月だった。 変わるのだろうな。 そういうことは、自分でもわかる。 もう何かが届き始めている感じ。 ずっとベートーヴェンのピアノトリオを聴いている。 私は音楽の専門家ではないから、演奏の良し悪しを判断するような感じでは聴かないし、そのような意識を持ちたくないようなところがある。 普段、十分に頭でっかちで過ごしているからか、演奏を分析するよりは、音楽を心で聴きたい。 誰かの演奏を好きだな、と思うときは、好きな理由があるのだと思う。 でも、その理由は知らなくていい。 知ろうとすると、豊かさが失われてしまうものもある。 ただ、好き。 それでいい。 今日も良い1日でした。


29. Oktober 2020
一文が九行に及んでいる。 こういう文章を見つけると、ちょっと大変だな、と思う。 ただ、普段、ドイツ語で考えていた人が書いた文章だからなのか、日本語の文章にしては珍しく前後の論理展開に不可解な点が少ない。 ま、なんとかなる。 なんとかする。 そろそろ十一月。 最近の世界の変化のことで思うところがあるけれども。 日本の若い人の死因に自死が増えているというようなニュースを読む。 もう少しで社会が変わるから、どうか生き延びて欲しいと思う。 女性もそう。 今のヒエラルキーのようなものは、あと2、3年もしたら崩れるはず。 上とか下とか、そういうことがともかくおかしい。 誰かよりもとにかく上へ、上へ。 下にいるように思える人には何をしてもいい、というのは地獄の沙汰だよね。 何のために生まれてきたのでしょう。 生存競争に勝てる人間など厳密にはいない。 みんな、いつかは必ず死ぬ。 その時間を戦いに費やすのは、他の人に軽んじられたくないという自尊心の表れなのだろうけれど、別の価値観に自尊心のベクトルを向ければ、別の生き方が現れる。 仕事の評価などは他者で決まるけれど


28. Oktober 2020
万年筆のインクをまとめて買う。 普段は基本的に万年筆で文字を書くからか、インクの減るスピードが早くて、これで4、5ヶ月分ぐらいかな。 コンタクトレンズを買う感覚と似ている。 翻訳は、先生に送ってちょっと見てもらったら、完璧とのお墨付きをいただいた。 心の中でガッツポーズを取る。 でも、感覚としては85点ぐらいなので、もう少し良くできるだろうと思う。 髪の毛は特に切らなくても良い長さなのに、気分転換で切ってもらったので、完全なショートカットになった。 横は耳にかけられるようにしてもらっているけれども、ベリーショートと呼べるのではないかな。 何の飾り気もないこの髪型が、私の髪型、「私だ」と思う。 さて。 どんどん進もう。


27. Oktober 2020 II
お昼休みにふと思い立って美容院へ。 シャンプーとカットをお願いして、さくっと1時間で戻ってくる。 今日はなぜかこの子に気にいってもらえたようで、足の上にずっとお尻が乗っていた。 暖かいなあ、と思いながら。 時折、頭をクルクル撫でたら、足の間に挟まったりして、とても可愛かった。 ここは身体に良いものしか使わないお店ということなのだけれど、今日はカット後に新商品だという何かのスプレーを頭に振りかけられた。 それがものすごい薔薇の香りで、自分の香水の香りはどこへやら、すっかり薔薇の香りになって帰宅する。 さて、午後も仕事。 どんどん進みましょう。


27. Oktober 2020
いつかのお正月に実家で丸めたお餅。 夏の間、家の前の建物の修復工事が行われていた。 歯医者さんで聞くような音が一日中轟いていたり、人の気配がするやらでずっと落ち着かない日が続いていたのだけれども、そろそろ終わるみたい。 カバーが取り外されたら、少し黄色くなっていた建物がすっかり綺麗なクリーム色に塗り替えられていたことがわかった。 早く終わらないかなあ、と思っていたことを申し訳なく思うほどに、明るくなった建物を眺める私にも良い影響があって、感謝する。 私の脳はやっと絶好調に戻ったので、今日もブルドーザーのように仕事を進めましょう。 一日で一章は終えられるはず。 最後の章は、著者の考え方を端的に表している章なので、これも出版社に送ることにする。 今週中にスケート協会(?)に連絡をとりましょう。 お礼状を3通書きましょう。 穏やかな良い一日に。


26. Oktober 2020 II
最近、お気に入りのブカティーニ。 今日の夕飯に茹でようと袋から出そうとしたら、何故か引っかかって出てこない。 引っ張り出してみたら、筒状になっているものが二本入っていた。 先日の雲と言い、最近、この形に縁があるなあ、と笑ってしまう。 仕事は俄然やる気が戻ってきたので、今夜はもう少し続けて、また明日の朝早くに起きて、続きをしましょう。 とても楽しい。 今日も良い1日でした。


26. Oktober 2020
スランプを脱したなあ、と思う。 今年の私の頭はどうなっていたのだろう、本当に。 自分にとってもメンテナンス中、立ち入り禁止のような感じだった。 脳をどこか別の場所に預けていた感じ。 今は、脳が少しグレードアップして戻ってきたような感じで、どんどんドイツ語の文脈に置き直せる。 日本語の文章に校正をかけつつ。 機能的に無駄な言葉が多いよ、と著者に心の中で話しかけつつ。 見地に立つ主義は、見地か主義だけで良いだろうし、思想行為を表現するとか、ちょっと意味がわからない。 思想を表現するのが行為なのではないの。 これをこのままドイツ語に訳すとより一層理解できない文章になるので、著者の頭の中を旅しながら、何かの選別や工事をしながら、ドイツ語に置き直していく。 今の私の脳の感じなら、行けるかなあ、と思う。 ものすごく集中すれば二週間で、結構重くて長い章も通過できそう。 ともかく明日か明後日に、来年3月末までのスケジュールと出版物の全体像をドイツの出版社に示しましょう。 私が興味があるのは、本当に自分の成長だけみたい。 仕事はそのためにある。 それ以上でもそれ以


25. Oktober 2020
靴を磨く。 この5、6年、普段に履いている靴。 この靴のグリーンがあったのに、入手しなかったことが悔やまれる。 最近、左の靴を履いていたときに思いがけず、ひどい雨に降られてしまい、帰宅してすぐにケアをしたのだけれども中敷にまで雨染みを作ってしまった。 それを多少は緩和すべく、丹念に水拭きをしてみるけれども、完全には戻らず。 仕方ない。 少し傷がついてしまった感じだけれども、これからも大事に履きましょう。 愛用しているのは、チャーチの旅行用のシューケアセット(写真には写っていないけれども、小さな靴べらもセットになっている)。 私の場合は、これで事足りる。 紳士の世界のようだけれども、こういう世界には憧れがある。 一時期何故か、クラシックシェービングのセット、とりわけシェービングブラシにものすごく興味を持ったことがある。 単純に、ただ、ただ泡だててみたかっただけなのだけれども。 あのシェービングクリームってどんな使い心地なのでしょう。 高校生の頃に憧れていて、結局まだ履いたことのないクラークスのワラビーブーツの履き心地はどうなのかな、とか、どうでも良


24. Oktober 2020
エジンバラ大学の桜。 ウィーン・フィルがマーラーの九番を録音したことが新聞で紹介されていた。 ティーレマンさんの指揮。 聴いてみたい。 あることである方にお電話を差し上げたら、そのことについてお話しする前に明日のランチにお誘いいただいたので、久しぶりにその方にお会いすることになった。 私が大好きな方。 あなたはお元気? はい、おかげさまで元気にしております。 良かったわ。ねえ、最近お会いしていないわね。会いたいわ。ぜひ、遊びにいらして。お食事でもご一緒にいかが? 喜んで。私もお会いしたかったです。明日は、日曜日ですね。明日のお昼は、いかがですか? 結構よ。 では、明日、お昼に伺いますね。楽しみにしております。 嬉しくなって、お花を買いに行く。 とても素敵な薔薇があったので、なぜか自分にまで立派な花束を作ってもらい、重さのある花束を両手に抱えて帰宅する。 なんという幸せの極み。 黄色に紅葉した葉が敷き詰められた道を喜び勇んで歩く。 後悔のないように時間を過ごしたい。 それだけをずっと思っている。 自分の人生を全うすること。 ひとの人生を大事にするこ


23. Oktober 2020 II
今日の私は、素晴らしかった。 7時間休憩なしで、仕事ができた。 今年初めて機械的に頭が使えた。 そして、目標を達成した。 なんというひどいスランプだったのだろう。 ある方からお手紙をいただく。 メールでなくてお手紙でお礼状をいただいたことに感謝する。 ありがとうございます。 今日はもう寝ましょう。 本当によくがんばりました。