

23. Oktober 2020
今朝の不思議な空。 調律などに使われるチューニングフォークみたいだな、と眺めていた。 一本の飛行機雲が綺麗に二手に分かれて上昇気流に乗ったのかしら。 直角に折れて(?)、垂直に昇る、あるいは吸い込まれていくような雲を初めて見た。 朝から昨日の夜に作ったチリコンカルネを食べる。 だいぶ寒くなったけれども、楽しく邁進してまいりましょう。 穏やかな良い1日に。


22. Oktober 2020 II
ゴミ捨て場の扉の周りの紅葉。 この扉を通るときは、枝に頭を撫でられる。 綺麗だなあ、としばらく眺めていた。 ベートーヴェンの散歩道の辺りも紅葉が綺麗なのだろうな。 来週あたりにも散歩に行きたい。 心境の変化が大き過ぎて、捉えどころがないような感じ。 ビザのことがこれほどまでに大きな変化をもたらすとは思っていなかった。 ここからだな、と思う。 名誉領事に経営者になれると言われたけれども、経営するのはひとまず自分の人生だけで良い。 もう少ししたら、あることを始動させる。 それが、私のこれからの人生の仕事。 クリスマスあたりには少しほっとした時間が過ごせますように。


22. Oktober 2020
今日はなんだか良い日だなあ、と思える日があるのだけれども、今日はそんな日。 こんな日にランニングできたら、とても気持ちよかったはずなのに寝坊した(写真は、以前、エジンバラで撮ったもの)。 ベッドの中でゴロゴロしていたら、忘れていたちょっとした野望を思い出す。 今、進めているドイツ語の本に関連して、あの出版社と組めば実現できそうだな、と思う。 これは、来年の九月に出版される予定。 数十年もの間、ドイツ語が母国語の人も放り出して、ドイツ語が母国語の人と日本語が母国語の人との共同作業でも頓挫した仕事。 それをなんとか形にできているのだから、これまでのどの仕事も無駄にはなっていないのだと気づく。 あとどれぐらい成長できるかな、と思えるのは楽しい。 生きている間は、ずっと成長していたい。 穏やかな良い一日に。


21. Oktober 2020 II
重い仕事を今日中にいくつか終える必要があって、気持ちがなぜか落ち込んでしまったので、この香水を久しぶりに手に取る。 最近はもう少し繊細な香りの方を好むようになり、外出時には滅多につけないのだけれども、気持ちが上がる香水の中では今でも不動の一番。 オーダーしていたピンク色のカシミヤのセーターが届き、形も肌触りも色もとても気に入ったので、同じセーターの淡いブルーも注文する。 冬は、一枚でさらっと羽織れて、暖かくて、チクチクしない洋服があると有り難い。 頑張りたい時は、とにかく自分の機嫌をとる。 今の自分にふさわしいと思うものをどんどん与えて、効率を上げることを優先する。 本当に苦しい時の一番の応援団は自分であること。 頑張る自分を応援できるようになると、自分との揺らがない信頼が築かれてゆく。 そのことを私はよく知っている。 頑張れ、自分。


21. Oktober 2020
朝のコーヒー。 フィルターで直接カップに淹れたら、並々に(カップを移動させたら少しこぼれた)。 ようやく6時間眠れるようになったので、久しぶりに朝のランニングへ。 汗が冷えてからものんびり散歩をしていると、風邪を引きそうな感じがしたけれども、身体を動かすのは気持ちが良い。 通りにはクリスマスの電飾が施されて、あっという間に冬が到来したかのよう。 外出規制は避けたいようなのだけれども、このまま感染者数が増えると十二月には病院のベッドが足りなくなるらしい。 飲食店、室内で大規模の興行を行う場所が一番大変だと思うのだけれども、近所の小売店が次々にお店を閉め始めている。 気付いたら空っぽになっている店舗が増えている。 いつもお世話になっている蜂蜜専門店で蜂蜜の蝋燭と紙袋の底が抜けそうなサイズの瓶詰めの蜂蜜を買って、胸に抱えて帰宅する。 もう少し売り上げに貢献することを考えた方が良いのかな、と思いつつ。 なくなってからでは遅い。 こういうことって、何もかもお互いさまなのだと思っている。 お世話になっているドイツの出版社のある編集者の方のご主人が亡くなられた


20. Oktober 2020
ウィーン・フィルは来月の日本公演を敢行するのかな。 14日間の隔離期間を逆算すると、そろそろ出発するような感じなのかな、と想像する。 もしも敢行するなら、とにかく関係者の皆さんの無事を祈るばかり。 大変な中にも、どこかに良い思い出の詰まった演奏旅行となりますように。 日本の美味しいものを召し上がることのできる機会はあるかしら。 ある文書がどっさりと送られてくる。 2、3点だと聞いていたけれど、40点ほどあって驚く。 親切に一部翻刻文も送ってくださった。 城主とあるお城のアーキヴィストの方が従兄弟で、その方と先生がお仕事をご一緒している関係で、私まで調査において助けていただいているのだけれども、本当に有り難いな、と思う。 今日は久しぶりに晴れ。 穏やかな良い一日に。


19. Oktober 2020 II
ランズエンド。 早朝に起きて、歩いた。 かなり高い場所から海を眺めていたら、座礁したであろうすっかり錆びた小型の船を見つけた。 船を引き揚げるのは大変なのだろうな。 とても好きな歌。 小学校や中学校の教科書で紹介されたらいいな、と思う。 いつの時代も人間はお互いに厳しかったり、残酷だったりしたのだろうけれど、 そんなことにも傷つかないで生きられる強さが必要だというのではなくて、 ましてや、傷つけられる前に傷つけることが強さなのでもなくて、 お互いに優しくできると良いよね、と思う。 長く生きられても100年の寿命の生命体。 破壊活動にばかり手を染めてどうする。 もうそろそろ本当にこれまでの価値観を変えないか、と思う。 創造すること。 これが人間に与えられた生に付随する喜び。 奪い合わずとも誰もが自分の幸せを追求して生きていけると実感できる世界に向かいますように。 今日も良い一日でした。


19. Oktober 2020
これが一昨日から食べ続けているスープ。 今朝はこれにアボカドを(お塩・黒胡椒・オリーブオイル)。 元気になる。 ビザのことも英文の原稿のこともドイツ語の原稿のことも新聞のことも520ページの仕事のことも、ひとまず手から離れたので、今年の間、ずっとざわざわとし続けていた自分の頭に命令を出して、今日から年末にかけてビシッと研究と本、展示の仕事に集中させる。 調査に出られないのだけれども、とにかく十二月末と来年の三月末までにそれぞれ一冊、出版社に原稿を提出しないといけない本があるので、ひたすらに進めましょう。 そして、展示。 このテーマに深く潜りたい。 今日も穏やかな良い一日に。


18. Oktober 2020
イギリスの大学院に進学する友人は、ロンドンのど真ん中にある学校で教えることになったらしい。 素晴らしいなあ。 最初のクラスでの出来事について報告されていたそのメールを読んでいたら、喜びでいっぱいの彼女が目に浮かぶようで、また泣きそうになる。 彼女にはこの先嬉しいことが多く起きますように。 本当に苦労ばかりしてきた人だから、そのぐらいでバランスが取れているのではないですか、と神様のような存在に声をかけたくなる。 魔女が大鍋で何かを作るように、昨日の晩に大きなストウブのお鍋いっぱいにスープを作った。 出来上がった量を眺めながら、一人で食べるというのに、何人分を作ったのだろうと自分でも可笑しくなり、今日は一日朝から毎食そのスープを食べている。 おやつもそのスープ。 たまに何も考えずに沢山作りたくなるのだな。 ちなみに、そのスープは、ニンニク、マッシュルーム、湯むきしたトマト、ザワークラウト、デプレッツィーナーというソーセージ、牛乳、少し生クリーム、ブイヨン、パプリカパウダーで作るもの。 身体が温まるし、ごはんにも合うので寒くなるとよく作る。 フレッシュ


17. Oktober 2020 II
チェロの演奏で聴くと、特別に好きな曲。 これから先の世界で一番大事になるのは魂を震わせるような芸術。 理想や希望、美しさや真実を希求する精神性が未来を創る。 今の破壊的な精神から、創造的な精神へ全体として変わっていけますように。