
薔薇のシロップ。
セイロンティーなどにも合うかな。
このグラスに反射する光を眺めるのが好き。
世界は今はひどく見えるけれど、その中に生まれているものがあって、そこを見るようにすると次の世界がどんな世界かがよくわかる。
アメリカはトランプ氏がもう少し続投する方が良いだろうと思う。
バイデン氏が大統領になる場合は、ちょっと大変なことになるだろうと思う。
彼の政治は、みんなが思っている感じの展開にはならないはず。
今は何かがとても暗いんだよね。
世界で同じ問題が起きているからか、人の意識が揃いやすくて、それはあまりよくないことだと感じる。
これからその暗さがもう少し煮詰まって、一瞬、闇のようになるけれども、その先はトンネルの出口が見えるように開ける。
だから、どうか、無理をせず、すぐに状況を改善しようとせずに、ゆるゆるとやり過ごせますように。
今この時は、社会状況の流動性が高すぎて、一度、何かから外れてしまうと、そこには戻れない。
でも、戻れなくて良かった理由がわかる時が必ず来るし、その時に自分の居場所がどこかが必ずわかるようになるから、それまでは希望のある方向に顔を向けていられますように。
働き方が変わる。
価値体系が変わる。
今、何かを失った人たちを安全なところから笑っているような人たちが、その時になれば何かを失う番になるかもしれない。
それくらいに社会がこれから変わっていくから、どうか自分を否定せず、優しい人たちと繋がっていられますように。

自宅で日向ぼっこをしていたら、眠ってしまった。
いなり寿司を作るための油揚げを買い、スーパーでオリーブオイルやお塩などを買う。
ちょっと良いワインも。
今までちょっと良いワインを買いに行っていた近所のワイン専門店は閉まってしまった。
ウィーンに来てくれた両親や友人を案内した思い出のあるオーストリア料理専門のレストランも経営者が代わり、ドイツ料理を提供するようになるらしい。
新しい経営者は、ミュンヘンとザルツブルクにあるドイツ料理のお店。
店名は残るらしいけれど。
大事にしたいものは、大事にできるときに大事にしないとダメだな、と改めて思う。
お店も人も全て。
今という時が全て。
待っていてはくれない。
薔薇のシロップも購入する。
ヴェレダの薔薇のボディーウォッシュも。
薔薇尽くし。
来年のタオルを注文する。
毎年注文して、ずっと同じタオルを使い続けている。
コットンの栽培から、製品化するまでの工程が明らかにされていて、自然に配慮された良心的な商品であることがわかるから。
でも、ここの会社は本当に面白くて、毎年秘書の人とやりとりをしている。
クリスマスの頃だと、手作りのオーナメントを同封してくれる。
穏やかな良い一日に。

うんと年上の友人から、このお店で返品せざるを得なかったものがあり、その時に現金の代わりに渡されたというGutschriftを譲ってもらう。
そのお礼に友人のお誕生日のお祝いごはんを作ることにする。
デザートは何が良い?と尋ねると、エンガディナーのオーダーが入る。
私が作れる焼き菓子では難易度の高いもの。
シュークリームなどの膨らませるタイプのお菓子の方が実は簡単で、フィリングを別に作る必要がある重めのお菓子は工程の中にいくつか間違えてはいけない作業があるので、少し気が張る。
問題は、それを作る時間を作れるかということ。
エンガディナーはウィーンで見たことがない気がするので、久しぶりに作ってみるかな。
ブログに書いていることは日常に起きていることの5%で、今年は本当になんだか不思議な一年だった(まだ、3ヶ月弱あるけれど)。
本来の自分の働き方ができなかった印象が強い。
いつもだと身体を壊すぐらいには機械的に働けてしまうのだけれども。
でも、ようやくアクセルを踏めるかな、という気がする。
今年は、自己変革の年だったかな。
おかしくなっていたところを元に戻すような、整体を受けた一年。
今日中に史料翻訳4点。
と思ったら、それどころではなくて6点終えないとどうしようもないことが判明する。
結構な分量があるけれども、専門用語を除けば、今の私には読めない時代のドイツ語の文章はないのだわ、と自分を鼓舞しつつ。
珍しく焦り始めているのは、一人で色々な役割を担っているからだと思うけれども、頑張れ、私。
今日は史料翻訳の日と決めて、一気に進めましょう。
そういう特別な意味を持たせて1日を過ごすことは、実に楽しい。
穏やかな良い1日に。
























