
一番好きなお花の色は白。
自宅を不在にしていた覚えはないのだけれど、不在届があったので、指定された場所へ荷物を引き取りに。
初めて訪れる本屋さん。
担当してくれた元気の良い女性が、私の名前を見て、「小説に出てくる名前ね、素敵!」と言ってくれた。
ナナというと、エミール・ゾラの『ナナ』しか知らないなあ、と思い、その女性と少し文学談義をする。
その本屋さんには古い本がたくさん並んでいて、これからも時々遊びに行くことを決める。
良い出会いだった。
それから別の場所にも荷物を引き取りに。
そのまま持ち帰ろうとしたら、「紙袋要る?ちょっと待っててね」と言ってくれて、親切に紙袋をレジのところまで取りに行って、荷物を入れてくれた。
みんな忙しいし、暑いし、色々大変なことがあると思うのだけれど、優しいなあ、と思う。
ありがとう、ありがとう、ありがとう。
住んでいる家の建物は一週間に2回完璧に掃除が行われているのだけれど、洗剤を変えたのか、香りが甘い石鹸の香りに。
廊下を歩いていると、他所様のバスルームから香ってくる香りの中を歩いているような気分になり、笑ってしまう。
掃除をしてくれている女性とは顔見知りで、今日も暑いね、とか、今日もありがとう、とか、そんな挨拶をする。
中庭の紫陽花は綺麗に咲いているし、ベンチに座って風に吹かれていると平和そのもの。
私の日々は多くの人の優しさのおかげで、優しいものになっている。
感謝しかないです。
7月は人生を再構築する月。
今日の本屋さんの女性とのお話が楽しかったので、本も色々読もう。
この機会にフランス語も少しブラッシュアップできるといいなあ。

少し前に、大事にしていた湯呑みを床に落として粉々に割り、
一昨日は、10数年使っていたお鍋を盛大に焦がして、処分した。
何をしているのでしょうか。
土日も仕事。
青木の仕事が終わったら、日本研究をひとまず終える。
一冊、どうしても書きたい本があるけれど。
私には、リビア、チベット、カザフスタン、台湾、中国、韓国、イギリス、ドイツ、ハンガリー、オーストリア、日本に友人がいる。
EUの永住権を取得した今、やっと自分の人生のスタートに立てたのだと思っている。
色々思うところがあるけれども、私は、国を超えて生きたい。
拠点はきっとこれからもウィーン。
でも、活動は世界。
健やかに、伸びやかに、朗らかにまいりましょう。

いつかのセントアイビス。
今日は美容院へ。
今日、衝撃を受けたことは、店長さんが私より年下だったこと。
26歳のアルバイトの子がいて、他のお客さんが店長さんに息子さん?と尋ねたら大笑いして、息子だったら、13歳の時の子供になるよ、と言っていた。
その26歳のアルバイトの子は、イラク出身で、日本が大好きなのだそう。
東京に行くのが夢で、今もお金を貯めていると話していた。
話しながらシャンプーするから、手元が疎かになって、水が顔に流れてくるし、トリートメントは忘れるし、めちゃくちゃだったのだけれど、それもまた楽しかった。
洗った髪をブラシで整えてくれたのだけれど、全く慣れていないみたいで、痛くないですか?と尋ねながら、ものすごく軽くブラシを当ててくれるので、これは笑ってはいけないと思いつつ、はい、大丈夫です、ありがとうと答える。
学校の先生になるために大学に入り直して勉強していると言っていた。
東京では、ラーメンとお寿司を食べるのが夢なのだそう。
カプセルホテルに泊まってみたい、と話していて、閉所恐怖症の傾向のある私は苦笑いする。
帰り際に彼の名前を素敵な漢字を選んで書いてあげたら、とても喜んでくれて、私も嬉しかった。
ありがとうと日本語で言ってくれた。
帰宅したら、軽い熱中症を起こしたようになり、少し眠る。
暑すぎる。
美味しいお水をたっぷりと飲んで、眠りましょう。
今日も良い1日でした。
























