11. September 2020
先生と仕事の打ち合わせを兼ねて、ホイリゲへ。
先生に撮ってもらった写真。
先生は今、仕事に燃えている。
良いことだなあ、と思う。
気力、体力が続く間は、未来永劫残るような仕事をするのだろう。
仕事で名声を上げたいとか、権力を持ちたいとか、余計な欲望とは無縁の生粋の学者。
そして、海の中だったら、鰯みたいな小さい人がたくさんいる中で、ちゃんと大きな人、クジラのような大人になった人だなあ、と思う。
打算なく、自分の良心に従って生きる、群れずに孤独と対峙できる度量の大きな人。
弱点となりうるような情の深さ、優しさのある人だけれども、その優しさを利用した人は、この先の人生において自ら暗い道に身を投じていくように見える。
優しい人というのは、人の黒い欲望を引き出すトリガーのような存在でもある。
UFOに遭遇したら手を振ってはいけないというような記事を目にする。
臨戦態勢を取るところが地球人の特色なのかな、この星に住む人の課題は恐怖かもしれないな。
ということを思う夜更け。
グラングランに酔って、先生とトラムでどのように別れたのかも思い出せない。
酔っても、顔に出ないし、しっかり歩けるのだけれども。
胃の状態が良くないのにワインを飲みすぎた。
婚約を破棄されたことがあるか、
離婚したことがあるか、
別れる時にひどく傷つけあったことがあるか、
何れにせよ、愛情に纏わることでとても大変な思いをしたことがあるのだろうな、と思う人がいる。
自暴自棄になったり、同情から好きでもない人と一緒にいるようなことがないといいな、と思う。
きっと、とても優しくて、自分より人を優先するようなところのある、モテる人だからね。
いつか、その傷が癒えると良いね、と遠くから思う。