Gute Nachricht

窓際に並べて、熟すのを待っている洋梨。
これまで、Dorotheumというオークションハウスでカメラマンとして働いていた方に資料の撮影をお願いしていたのだけれども、その方が独立されたのでアトリエに伺った。
広いアトリエ。
ご両親が葡萄畑を所有しているらしく、そこで採れたという洋梨をポイポイと袋に入れて持たせてくれた。
ツルツルで固くて、まだ食べごろではなさそうなので、窓辺に並べて、陽に当てている。
陽に当てると熟すのかどうかはわからないのだけれども。
とても嬉しい知らせが一件あって、あるときの自分の仕事が報われた。
その時にはすぐに実を結ばなかったように思われる仕事が、別の機会に、思わぬところで喜びを運んできてくれる。
失敗というものはない。
合理的に考えてみても、挑戦はした方が良い。
そして、挑戦するなら、できるだけ若いうちが良い。
体力と気力があるから。
そして、今の自分がこの先の人生ではいつでも一番若い。
ということで、今日も仕事をする。
見事に一週間以上見立てを誤り、まだ終わっていない仕事を抱えているけれども、来週の水曜日くらいまでには完成するでしょう。
頼まれていた翻訳のことは、約束した日時までに送る。
そして、また、展示の仕事に戻ろう。
私の仕事の喜びは、物事を動かして、望ましく思われる状況を作り出すことにある。