18. August 2020

昨日の夜、どうにも頭が冴えすぎてしまったため、ワイン片手に寝室で翻刻文を確認していたら、天道虫が現れた。
この計画に関係している人皆に幸運を運んでくれたまえ。

このあいだのザルツブルクで買ってきた、イースターの卵。
この飾りの専門店があり、店内には所狭しと卵が並べられている。
その中には大人っぽいデザインのものがたくさんあるのだけれども、このウサギさんが良かった。
美人だなあ、と思って。
好きな表情。
ようやく答えが出たかな、と思う。
人生におけるチグハグだったことを収める捉え方。
これだけは無理だな、ということを守るために、私の方で諦めるべきこと。
自分を律する必要があること。
生き方において譲れないことは、働き方でも譲れなくて当然。
同じ人間なのだもの。
自分とは仲良くいること。
そのために自分が大事にしていることは全て守る。
自分が自分に守られている、大事にされているという前提がなければ、
他の人のこと、世界も愛せないのだわ。
あのスウェーデンのお医者さんのファンになる。
すごく変で、とても良い。

アウガルテン美術館の招待状をいただく。
型押しの良い印刷だなあ、と撫でてみたりして。
磁器工房の見学は好きで、ロイヤル・コペンハーゲン、ウェッジウッド、それとイギリスの古くからある磁器工房に出かけたことがある。
アウガルテンでも磁器工房の見学ができるらしい(今は、ツアー形式ではなくなっているので、わからないけれども)。
私が少しずつ集めているデザインの絵付けができる人は今一人で、マリアさんと言う。
この方にお会いできるように担当者の方にお願いしてみようと思う。
シュガーポットがまだないので、その絵付けをお願いしても良いのかもしれない。
イギリスでPhDを頑張っている韓国の友人からメールがある。
論文を提出できたというお知らせ。
ものすごく時間がかかっていて、去年十一月にロンドンで会った時は深刻な状況だった。
彼女の好きな牡蠣の美味しいお店で牡蠣ばかり注文して、ワインを一本空けて、夜更けまであれこれ話したのだった。
ウイスキーバーでウイスキーを散々飲んだ後にプールで泳いだり、命綱をして行うタイプの本格的なロッククライミングをしたり、ロードバイクに乗って遠出する。
美容に詳しくて、栄養学にも通じている。
ものすごく男性に人気のある人で(関係する相手が男性だと、どの関係性においても、ほぼ100パーセントの確立で恋愛沙汰を起こす)、私の知っている人の中でも一番タフで強烈な魅力のある人だと思う。
あとは口頭試問。
卒業式には出席するよ、と約束したから、イギリスに遊びに行く理由ができた。
台湾の人でエジンバラ大学で講師として働いている友人にも会いに行こうと思う。
恋愛に関する本を書いて、ミリオンセラーを出すことを目標にしている友人。
私は恋愛にあまり興味がないので、彼女の熱意に気圧されていつも笑ってしまうのだけれども、男女の違いだとか、アジアとヨーロッパの違いだとか、そんなことの話を聞くのはとても楽しい。
好きなこと、関心のあることは特技なのよね。
ミリオンセラー、ぜひ、頑張ってほしい。
達成した暁には財団を設立しようと話している。
イギリスの教育制度を変えるべく、奮闘している友人もこの秋からロンドンで博士課程に進学する。
自閉症で発達障害と診断されているのだけれども、IQがとても高い。
普段から使う語彙の格調がとても高くて、彼女のメールは私は辞書を引かないと読めない。
お兄さんは絵本作家で、弟さんが家具デザイナー。
弟さんはケンブリッジ大学で修士課程に入り直して、今は、どこでも組み立てることのできるサステナブルな素材を使った家具のデザインに取り組んでいる。
和紙や折り紙に着想を得たいのだと言って、相談があった。
お兄さんと弟さんは作曲もできるし、何でも立体的に見ることができる不思議な能力を持っている。
スウェーデンのあのお医者さんも韻を踏んだ音楽を作っているし、マルチな人というのはいるものなのよね。
とても楽しそうに生きていて、自分の世界に没頭しながら社会に貢献する人たちが好きだ。