26. Juli 2020
元気が出ないので、夕方に友人に来てもらう。
映画の魔女の宅急便のトンボみたいな服装で出迎えて、笑われる。
スーパーに行く気力もなかったので、あるものでなんとなくごはんを作る。
卵が2個しかなかったので、牛乳を足して、だし巻き卵を作る。
そのあとにスモークサーモンを少し良いお皿に盛り付けて、
最後に納豆ごはん。
流石に酷すぎるのだけれど、こんな風に順番に出すと、なんとなく懐石料理っぽいね、と友人と笑う。
お味噌汁すら作る気力がなくて、ごめんね、と言いながら。
話したことは、蒲鉾の作り方、ナルトの由来、お蕎麦の打ち方、関西と関東のお醤油の違い、好きなおうどんの硬さについて、奈良時代からあった道後温泉や有馬温泉について、日本書紀に出てくる温泉について。
元気が出ないのは、大きな仕事が続くからだろうな。
私にとっての気分転換の選択肢がことごとく失われているので、休むことが難しくなってきている。
下に住むおばあさんの家から何かのオペラが聞こえてくる。
窓を開けては眠れないくらいに音が大きくて、笑ってしまう。
もしかすると、少し耳が遠くなられたのかもしれない。
一日4回一緒に住む犬とお散歩に出かける元気なおばあさん。
歯科医師だった人で、今は息子さんが継いでいて、昨年、この建物の中庭で開業何周年かの記念パーティーが行われた。
ある方から手紙をもらう夢を見た。
出せなかったという沢山の手紙。
夢は、どう解釈するのが正しいのかわからないけれども、元気でいてくれたら、それが一番。
大人になると何をどう始めるのが良いのか、そもそも始められることなのかすら知るすべもない。
難しいのだな。
ベッドは前にこの家に住んでいた人から譲り受けたものなのだけれども、キングサイズなので、私の背丈だとどの方向にも眠れる。
ふざけて向きを変えて眠ってみたら悪くなかったので、どうにも元気が出ないときは、向きを変えてみたりする。
それだけで少し楽しい。
今週は、日本から届く荷物を楽しみにしよう。
今日も良い一日でした。