Beethoven
午後からどこに行こうと考えて、国立図書館のベートーヴェンの展示へ。
ボンのベートーヴェン・ハウスで見たことのあるイラストも展示されていて、懐かしかった。
考えてみると、ボンで暮らしていた頃も、ちょっとしんどいなあ、と思った時にベートーヴェン・ハウスに出かけていた。
ベートーヴェンはウィーンに35年暮らす間に40回引越しをしていたらしい。
相当に気難しい人物であったことが展示での解説からもわかったけれども、そんな人が、なぜ身分違いの恋愛ばかりを繰り返したのかしら。
ある熱烈な恋文のファクシミリが展示されていた。
弟子のツェルニーに朝食を一緒に、という内容の手紙を書き送っていて、その手紙も展示されていたのだけれども、初めてベートーヴェンのユーモアのある文章を目にして、もっとこういうなんでもない彼の手紙を読んでみたいと思った。
図録が読み応えがありそうだったので、購入。
それからオークションハウスを久しぶりに覗いて、少しだけお花を包んでもらって帰宅。
私には珍しい感じの甘い色合いの小さな花束を作ってもらう。
気持ちがちょっと疲れているのだな。
優しいものに心が惹かれる。
知らない番号から携帯に電話が入る。
取り損ねて、折り返したけれども、その後の連絡がない。
どなたでしょう。