22. Juni 2020
ウィーンで一番好きな木。
指輪をつけることは殆どないのだけれども、この木によく似た指輪を見つけたので、お守りがわりにつけようかな、と考えている。
昨日徹夜したからか、今日はものすごく深く長く眠り、寝坊する。
おかげで頭がスッキリ。
アイディアやイメージをどんどんノートに記録してゆく。
間違えて買ったデッサン用のレフィルは万年筆の裏写りもなく、文字がにじむこともなく快適。
自分の希望とは少しずれたところに良い道があったりするのだな。
扉が閉じたおかげで、自分が進むべき道に出られることもあるし、
なぜ、こんなことを、ということをされたおかげで、自分がすべきことが別にあることを知ることもある。
自分が希望していた方に顔を向けている間は、怒ったり、悲しんだり、絶望したりしそうになるけれど、大抵はその出来事が起きたのと同時に別のところに開いた扉が出現しているから、顔を別の方向に向けるようにする。
すると、本当に見つかるのよね。
あ、これか、みたいな感じの扉が。
そうすると余計な争いもせず、自分がもう必要とはされていない場所に居続けようとすることもなく、身動きが取れない状態で嘆き悲しむこともなく、速やかに自分の乗るべき電車に乗るような感じで、さあっと人生が滑り出す。
人の関係もそう。
本当にちょっとしたところから綻びが生じて、瞬く間に疎遠となることもある。
とりわけ信用が失われた時というのは、結びつきが消えてゆくスピードが本当に早い。
布だったものがほどけて糸になるような感じで、その人とのミーティングポイントとなっていたような場が世界から霧消する。
でも、それでいい。
切磋琢磨できたり、お互いに何かを与えることができる関係の人とは、何ヶ月も何年も会わなくても繋がっていて、大切にしあえる。
縁には色々あって、何かの転機をもたらす相手もいれば、一生一緒に歩いてゆける相手もいるというだけのこと。
ここ最近のモヤモヤが綺麗になくなり、健やかすぎる自分が嘘のようだけれども、おかげで色々考えることもできたし、わかったこともあったし、良い時間だった。
今日も穏やかな良い1日に。