Kammerkonzert in der Staatsoper






StaatsoperでのKammerkonzert。
お客さんが少なくて、まるでプライベートなコンサートのようで、とても贅沢だった。
ウィーン・フィルのコンサートマスターの女性が素敵なドレスで演奏してくださり、うっとりした。
演奏は言わずもがな。
ご一緒した方は「これが、ウィーンの音楽なのよね。優しくて、誰かや何かの楽器が前に出るのではなくて、お互いによく音を聴いて、みんなの音が自分の音のようになる」と仰っていた。
ご一緒したその方と先生と3人でザッハーのECKへ。
コーヒーとりんごのパイを頂きながらあれこれ話す。
りんごのパイにかかっていた粉砂糖が皆、顔やらネクタイ、ジャケットに飛んで、お互いに「ついてる」と指摘しあって、払うのに忙しかったのが可笑しい。
お二人は、さすがに大人の貫禄があって、ここの雰囲気によく調和していた。
初めて3人で写真を撮ってもらったのかな。
とても好きで、尊敬するお二人。
この日のことは忘れないだろう。
先生にチェロがヘーデンボルクさんでなくて残念だったね、というようなことを言われて慌てる。
同い年ですごいなあ、と思うところのある方なのよね。
同世代にはすごい人がたくさんいて、そういう人たちの頑張り方は分野が違っていてもなんとなく想像できるから尊敬するし、私も一層仕事を頑張りたいと励まされる。
ちなみに今日のベートーヴェンのピアノトリオは、12月のコンサートでヘーデンボルク・トリオさんでも演奏してくださった曲だったのだけれども、好きな曲をこうして素晴らしい演奏で聴けることは本当に幸せなことだと思う。
ご一緒した方をタクシーで送り届けてから、歩いて帰る。
夜に外を出歩くことはほとんどないから新鮮。
ウィーンは綺麗な街だなあ、と改めて思いながら。
また、明日から仕事を頑張りましょう。
今日は特別に良い1日でした。