Juni, Juli u. August
6月からスタートを切って、6月、7月、8月の3ヶ月は猛烈に仕事をすると決める。
秋に結果を出そう。
・9月・10月に晴明の本を出版。
・青木周蔵に関する本を9月末までにひとまずかたちにする。伝記のドイツ語訳にものすごく苦戦しているけれども。
・展示のための調査を6月・7月にひとまず終える。第二波が来なければ。
11月に人生が電撃的に変わるよ、と台湾の占い師の人に言われたのだけれども、そうかもしれないとなんとなく思う。
何がどう変わるのかはわからないけれども、鶴の恩返し的な仕事は夏の間に終えて、旅立つ準備を。
この土地に住んだら、どうなるのかな、とか、
この人たちとは長い時間を過ごしたいな、と思っても、
その人生でなければ、どれほど現実的に思えても、夢のような淡さでその未来はやってこない。
ある日、ぐんと引き離される感覚がやってきて、
それに駄々をこねると、離れたくなるような経験が続くことになってしまう。
これは私の人生でよく起きること。
何がいつ最後になるのかわからないから、いつでも最後だと思って、人に会ったり、出来事を楽しんだりしたい。
今のところ、ウィーンは、ニューイヤーコンサートにもご招待いただいて、ウィーン・フィルの定期演奏会にも伺って、大統領とも研究のことでお話しできたから、それらのことが大変だったあれこれへのご褒美だと思えば、人生を案外と正しく生きられているのかもしれないと思う。
楽友協会のアーカイブで楽譜を見て、いつか聴いてみたいな、と思っていたブラームスが戸田極子の箏の演奏で聴いたという曲も素晴らしい方々の演奏で聴けたし(演奏している人の手の動きを見ながら拝聴するのが好きで、一番前の席に座ってしまったのも良い思い出)。
大好きな人の自伝も出版できたし(間違えをいくつか残してしまったけれども)。
あとは恩師と城主の夢を叶えるのみ。
この二つは、ここから半年で動かしてゆく。
そうしたら、鶴の恩返し的な生き方や人の夢を叶える生き方は卒業していいかな、と思う。
もともと生きる上で、自己実現的な希望というものがないのだけれど、これからは自分自身に愛情を注いだ別の成長の仕方や貢献を考えたい。
自分の羽根で織っていれば、羽根はいつかなくなってしまう。
これまでの生き方で大いに成長させてもらい、色々な機会をいただいたので、ここからは違う生き方を。
人生は旅。