Regenwogen
お天気雨で出現した虹。
だいぶ長い間出ている。
左目にモノモライができたか、蚊がいるのなら蚊に刺されたか何かで、まぶたが腫れている。
そういう日もあるでしょう、ということで、今日は何もしたくない日。
お返事ができていなかったメールと手紙だけ書く。
昨日の夜もある方から電話をいただく。
音楽会のことなど、あれこれお話しをする。
そもそも電話が好きではなくて、申し訳ないけれど、仕事の時などは出ないことすらあるのだけれども、この方と電話でお話しするのは楽しい。
自分の考えがあって、それを自分の言葉で飾らずに話してくれて、率直でユーモアがあって、独創的でどこか少女のような可愛らしさがある。
うんと年上の方だけれども、純粋で、その可愛らしさと芯の強さに惹かれる。
生き方の指針や感受性のあり方から、真の芸術家なのだと感じる。
電話口でよくお互いのちょっとずれているところだとか、シリアスにはなりきれないところで大笑いしてしまうのだけれども、このことがとてもありがたい。
自分でいさせてくれるから。
どこも無理をせずに、自分の中のうんと年を取っているところと、子供みたいなところの両方で出会える。
もっと早くに会いたかったわね、と言っていただくと切ない。
切なさこそが、人生を思うときの気持ちだと思っているけれども。
あらゆる関係には、タイミングとか、信頼関係が構築された上での満ちる時期のようなものはあるのだろうけれども、時間がもったいないし、また会えるかわからないのだから、いつでも好きな気持ちは伝えたいし、伝えてもらいたい。
相思相愛というのは、どの関係性においても幸せなものだと思う。
こんなことになってしまったらなおのこと。
いつどんな時でも素直でいられるだけの自信のようなものを持っていたいと思う。