Honig

管理人さんから蜂蜜を頂く。
お父さんが作っているらしい。
家の修理をしていただいた上、蜂蜜まで頂いてしまい、なんだかしみじみとありがたい。
クリスマスにも頂いたのだけれども、優しい味の蜂蜜。
「桜の花の蜜も入っているかも」という理由でプレゼントしてくれるのだけれども、その優しさがとりわけ今は染みる。
台所の取り替え方がよくわからなかった電球も取り替えてもらう。
大型の絵を掛けるには壁にドリルで小さな穴を開ける必要があるということで、来週また来てくれることになった。
書庫のドアノブも家のドアノブと同じものに替えてくれるらしい。
大きな工具箱とハシゴを抱えて来てくれたのだけれども、本当に親切なんだよね。
あるお城の記事を紹介したら、ご実家がそのお城のすぐそばにあり、遊びに行ったことがあるとのこと。
ご城主とも知り合いだそう。
世界は狭い。
管理人さんは同い年くらいなのだけれども、敬虔なクリスチャンで、聖書の一文をさらっと引用したりする。
大変な読書家で、人当たりがとてもよくて、植物の面倒見もとても良い。
彼がこの建物に住むようになってから、少しずつお花が増えていて、中庭は明らかに明るくなっている。
ちょこちょこと色々なお花が咲いている場所があって、可愛らしい。
「今日は嬉しいニュースがあるよ。ゴミ捨て場の隣の壁を使って、ブドウの苗を植えたのだけれども、今年初めて実がなった。実がなるというのは、嬉しいね。見てみてね」と嬉しそうに話していた。
今日は、管理人さんの優しさに随分と助けられた。
感謝。
家の中での引越しは、ほぼ完了。
少し早いけれども、今日も良い一日でした。