20. April 2020 (3)
午後にお散歩に出て、いつものお花屋さんへ。
色が良く似たチューリップと薔薇を包んでもらう。
今日は、コートも要らないくらいに暖かい。
公園には横になっている人たちもいて、やはり随分と緩んできている気はする。
ウイルスが撲滅されたわけでも、事態が終息したわけでもないから、気の緩ませ方に工夫が必要なのかもしれない。
私自身の何かもチグハグで、こんなに良いお天気の日に外に出て、普通に道で自転車に乗る人やジョギングをする人とすれ違うと白昼夢を見ているような気持ちになる。
少し前まで毎日目にしていたイタリアやスペインの惨状だとか、ロンドンやニューヨークの現状だとかが遠い。
この短い間に大事な人、大事なものを失ってしまった人たちには、日常に積極的に戻ろうとする人たちの仕切り直すような明るさや、この春の長閑さが残酷かもしれないと思う。
時間が経つにつれて、それぞれの状況に応じて、気持ちの上でも人は分断されてゆく。
各国の代表は、今後、今回のこととの向き合い方において、難しい政治的決断を求められるだろうと思う。
先週は蕾だったコデマリが満開に咲いていた。
クルツ首相も少し休めると良いな、と思いつつ。
今日も良い一日でした。