3. April
朝のコーヒー。
カップに直接フィルターで淹れたら、なみなみに溢れそうに。
水面を眺めるのが、好き。
無印良品のリブ編みの洗えるセーターを洗ったら、とてもほっそりとなって、笑ってしまう。
洗濯表示にそれでも大丈夫というようなことが書いてあるけれど、着て伸ばす感じかなあ、と、それもおかしい。
外に出るときは、最近は、何度でも洗濯して良いような洋服ばかり着ているから、なぜか家の中での方がきちんとした服装でいる。
きちんと過ごすのは、自分のため。
自分の生まれた時間ぴったりに目が覚めることがあるのだけれども、今朝もそんな日だった。
けれども、それからは驚くほど長く、深く眠って、起きたら爽快。
最近、夢はあまり覚えていないのだけれども、車を盗まれてしまうという夢だけは覚えている。
鍵をさしたままで降りた私も私だけれども、でも、その場にいた男性から、あの車は血塗られた歴史を持つ曰く付きの車だったから処分したと思えばいいよ、よかったよ、君にとっては、と言われて、そうなんだと納得する。
世界の色々を見聞きするにつけ、思うところや悲しみが増えてきていて、塊としての想念は重く、鈍い色が混ざったようなものになってきている。
そうなると、エネルギーがいつでも少しずつそこに吸い取られるようになる。
心が疲れやすくなる。
それでも、健やかにあれるように。
日々のことに明かりを灯し、心を希望にも向けるようにする。
好きな人のことだとか、好きな音楽のことだとか、好きな絵画のことだとか、好きなお料理のことだとか、好きな土地のことだとか、好きなお洋服のことだとか。
これからしてみたいことだとか、行ってみたい場所、会って話してみたい人、住んでみたい土地などの理想を強く心に描く。
知っている人、知らない人の無事を祈り、感謝して、今日も穏やかな良い一日に。