18. März 2020 (2)
近所の方に食品を少し分ける。
ご家族が迎えに来るまでの必需品を。
パン、チーズ、お菓子、スープ用のヌードルなど。
高齢なので、もう、スーパーなどには行かない方が良い。
そして、ある方に頼まれて、アマゾンで簡易の加湿器を注文する。
今の乾燥具合は、本当にちょっとおかしいのではないかな。
自宅の室内の湿度計は加湿器を使わないと35パーセントを指していて、
そのまま寝てしまうと、朝は唇が本当にボロボロになるぐらい。
美容にズボラな私でも、少し前にキールズのButtermask for lipsというものを手に入れた。
それで、今週用のトースト用のパンがなくなってしまったのだけれども、考えてみたら、私は食パンも焼けるのだった。
自宅には、強力粉とドライイーストと食パン型がある。
お菓子を作るためのインスタントコーヒーもあるし、紅茶のパンとか、コーヒーのパンだとかも作れてしまう。
ちょっと素敵なリキュールもある。
卵はたくさん買っておいたから、シフォンケーキも作れる。
お菓子を作るときの、あるいはホットチョコレートを作るときのためのカカオの含有量の多いチョコレートもあるので、それと生クリームでフレッシュな生チョコも作れる。
果物のジャムがなくなったら、ペクチンを使って、アールグレーのジュレを作ればいいし。
だいたい、本当になんでも作れるのだな。
なんだか、最近の暮らしで使われていなかった自分の生活力のようなものが蘇ってくるのがおかしい。
お花が枯れてしまうことだけが、寂しい。
と言っていたら、絵を描いたり、刺繍でお花を作れば、と言ってくれた人がいたので、そうすることにする。
封印していた私の宝物たち。
フランスの刺繍のモチーフが好きで、持っている本は全てフランスのものかと思っていたら、一冊だけウィーンの本があって、笑ってしまう(写っている日本語の本は、母から譲り受けたもの。私が小学生の頃に使っていた体操着のバッグなどに入れてもらっていた刺繍の本。その刺繍が、不思議の国のアリスの白兎だったことに今日気づく)。
ウィーンに来てからは刺繍はしていないから、ボンに住んでいた頃に買ったものだと思うけれど、こんな本、いつ買ったのかしら。
そして、なぜかアルファベットのモチーフの本ばかり。
ここにあるのは、クロスステッチ用の布だけれども、普通の布にクロスステッチするためのものがあって、それが5mくらいある。
本当に好きだったのよね。
よくパリに行って、Ultramodというお店をのぞいていた。
今もあるのかな?
写真は、(音楽室の)ベートーヴェン。
手芸は上手ではないのだけれども。
ふふふ、楽しい。