Beethoven
フラフラ歩いていたら、出現したベートーヴェンの家(写真は前に撮ったものです)。
こんなところにも住んでいたんだ、とちょっと感慨深かった場所。
髭を剃っているところを見られて、嫌になって引っ越したりもしていたらしい。
ベートーヴェンは、私にとってはなぜか特別な人です。
幼稚園で定期購読していた伝記の最初の人物だったのではないかな。
そして、父が時々本をお土産に買ってきてくれたのだけれども、初めて読んだ分厚い伝記がやはりベートーヴェンの伝記でした。
その後、ボンに住むことになり、それからウィーンに住むことになり。
私にとって特別な曲がこちら:
ドイツに行く前に弟のピアノの発表会で連弾で参加し、なぜか個人としても弾かせてもらった曲。
ブルックナーが40歳になって初めて作曲を始めたことだとか、
今の日本大使館のすぐそばに住んでいたのだけれども、ベルヴェデーレ宮殿の一角に住むことになった理由だとか、
マーラーがブルックナーに心酔していたことだとか、
マーラーの奥さんへの恋文だとか、
シューベルトやベートーヴェンの悲恋だとか。
音楽の専門的なことは何もわからないのだけれども、私は芸術家の心が好きなのだと思う。
世界や人間を理解する包容力を持って、神様の近くに行くことのできる崇高さを尊敬している。
そして、実際に会ったら、どう思ったのかはわからないけれど、私はベートーヴェンのことは男性としてもとても好きになったのではないかと思う。
なぜか、看取りたかったと思う。
とんでもなく気難しかったとしても、そんな風に自分が心を寄せたくなるような心の持ち主だったのではないかと想像する。
今年はベートーヴェン生誕250周年で特別展もいろいろな場所で行われるようなので、見に行こう。