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negative return

  • Nana Miyata
  • 2019年1月14日
  • 読了時間: 2分

恩を仇で返したり、

ひとを利用するようになってしまっていた人に起きたことを、人づてに聞いて、ああ、と思う。

もともとはとても苦労していた人だったから、気の毒だと思うけれど、やっちゃったんだなあ、と思う。

弱かったのかな。

人を、カルマとか因果応報などの考え方で裁くことは大嫌いだし、

人の恨みや呪いが別の人に危害を与えるようなことはないと思っているし、

バチが当たるようなこともないと思っているけれども、

したことのエネルギーが返るということは、あると思っている。

そういうことを見てきたからだ。

誰かの悪口を言ったら、鳥の糞が落ちてきたとか、それくらいのスピードで起きた方が優しい。

大抵は、少しずつためて、ある程度のサイズで、どんと来たり、

誘惑や欲望を刺激されるようなことが続いて、徐々におかしな方向へ進んでいき、

気付いたら、上に進んでいたつもりが、下に落ちていたというようなことが起きる。

人を騙すこと。

ことば巧みに自分の都合の良いように人を動かすようなことも、返ってくる。

うまくやる、ということに良いところは何もないからだ。

人にされて嫌だったことを、誰かにすることも、

本人への仕返しも、返ってくる。

だから、鬼になりそうに悔しいこと、悲しいこと、怒りに震えるようなことが起きても、

口を一文字にして、神様とか、そういう存在に預けてしまったほうが良いように思う。

その気持ちを晴らすことで、自分の尊厳を傷つけてはいけない。

自分で自分は騙せないから。

自分の尊厳以外のものは、すべてあげてしまって良いのだ。

享受すべきことというのは、必ず未来の別なときに用意されている。

あの人は、これからどうするかな。

もうちょっと落ちるかな。

一寸先は闇ではなくて、光だと思うから、苦労していた頃にはあった誠実さを取り戻せるといい。

 
 
 

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