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16. Oktober 2020


朝は、ビザの書類の提出先について問い合わせる。

みんな、きっと忙しいのだろうな、電話に出てもらえるかしら、と思っていたら、すぐに出てくれて、親切に案内してくれた。

おかげで確信を持って、書類を発送できた。

ありがとう、ありがとう、ありがとう。


お昼に展示会場で連絡をいただいていた画家の方にお会いする。

他の人とレベルが桁違いで、もうこんなところで展示している場合ではないだろうと正直なところ思う。

どこかシュールレアリズムのような画風で、以前拝見した作品から大きく変化していた。

確実に自分のスタイルを手に入れている。

きちんとした画廊と契約すれば、販売価格はゼロが一つ変わるだろうと思う。


シャガールとブラックを足したような絵とか、

シーレをすぐに思い浮かべる絵とか、

色々あったけれども、何かに似ていてはダメなのだと思う。

自分自身の真実を表現できないと本物にはなれないのだろう。

それは、画家に限らず、誰もがそうなのだと思う。


ビザの書類は問題なく揃えられたのだけれども、このことが大きく頭の中を占めていたことに気づく。

年々条件が厳しくなってきていて、極めて狭き門になっているE Uでの永住権の取得。

私が何よりも一番に欲しかったもの。

欲しいからと言って、自分の努力だけではどうにもならない条件を満たす必要があって、ずっと先の見えない不確実な時間に身を置いていた。

結果が出るまでに数ヶ月かかるのだけれども、ひとまず手続きを終えたら、ほっとして、身体中に疲れというか、最近のひどい寝不足の塊が広がったようになり、夕方からばったりと気を失ったように眠る。


でも、これでようやく来年のこと、これからのこともはっきりとイメージできるようになった。

これまでビザが有効な期間、ビザが許す選択肢の中でしか計画できずに実際に動くこともできないところがあったのだけれども、これでやっと思い切り自分の望む生き方、働き方ができる。

それはなんだかもう拘束服のようなものから解放されるような感覚に近い。


これまで支えてくださった方に心から感謝する。

いよいよここからだ、と思う。


命を大事に思い切り生きましょう。


今日も良い1日でした。


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