1. April 2020
写真は、以前に撮ったもの。
薔薇がとても、とても、とても恋しい。
昨日の夜は、施設にいらっしゃる方に電話。
今の世の中はこんな感じですよ、ということをお話しする。
会いたいわ、とおっしゃっていただくけれども、出かけられないんです、人に会うことが許されていないんです、と伝える。
音楽会やオペラ、展示は今期はもう難しいかもしれません、というお話しをする。
とてもよいタイミングで引越されましたね、安心です、時々、電話でお話しましょう、落ち着いたらお食事に出かけましょうね、と約束する。
訪ねて良いのなら、インターネットで音楽を聴けるように設定して差し上げるのだけれども。
郵便までもが停止になると、いよいよ分断が進んだ感じがあるなあ、と思いながら。
昨日の朝はシュテファン大聖堂が開いていて、お祈りに(クリスチャンではないけれど)。
見通しが悪くなるほど香炉から煙がもくもくと上がり、初めて見る光景にたじろぐ。
これは、どんな意味があるのかな、と思って。
鳩のつがいは毎朝のように訪ねてきてくれる。
日中も向かいの建物の縁にとまっている。
仲が良くて、眺めていて気持ちが和む。
4月6日からマスクの着用が義務付けられるのだけれども(覆面禁止法でこれまで着用は禁止されていました)、途端に売り切れ。
自宅には30枚くらいあるけれど、マスクの着用の義務がどれだけ続くのかわからないので、注文する。
でも、届くのは5月になるらしい。
それはそうなるよね、と思い、とりあえずは作ることにする。
煮沸消毒等のお洗濯にも強いと表示のある赤ちゃんのおくるみ用の白色のガーゼと布紐(ゴムが品切れ)を注文。
もし知人や同僚で必要な人がいたら、郵送すれば良いかな。
オーストリアでマスクを普段から持っている人はいないと思う。
Heidenröslein(野ばら)
ゲーテの詩にシューベルトやウェルナーが曲をつけた楽曲。
子供の頃から、この曲の世界が胸につかえているようなところがある。
明るい曲調だけれど、残酷。
今日も良い一日に。