2020
- Nana Miyata
- 2020年3月17日
- 読了時間: 2分
日記。
4年間のお仕事が終わり、人生の一つの景色が終わったなあ、という感じ。
私の人生での移動距離はそれなりにあると思うのだけれども、世界のあちこちに出会うべき人がいるような感じがする。
この方との4年間は、生涯忘れないだろう。
本当に多くのことをお話しした。
日本の人で、私のことを理解してくれた人は、この方が唯一と言える。
いなくなってしまったら、本当にさみしく思うだろう。
すでに泣く準備ができている。
関係性だとか、出会った時期によって、人の印象は変わるものだけれども、私には文字通り人生の先輩。
ここからの私の人生は、大きく変わっていく。
それはもうよくわかる。
おおよそ、いま、世界に起きていることは、わかっている。
別れ。
昨日、出会っていた人と明日はもう会わない。
それぐらいに、どんどん分かれていく。
背を向けた相手、手を振りほどいた相手とは2度と道が交錯することはない。
列車がそれぞれの方向に走り出して、もうどこかで出会い直すこともない。
劣等感でも、過去の傷でも、希望でも、欲望でも、なんでも、衝動で決めたことだとしても、
そこにその人の人間としての性質が現れていて、それが自分がこれからの生きていく世界を決める。
今、起きていることは、そういうこと。
今までしてきたことの結果が出る時とも言える。
この先、列車の乗り換えはしばらくない。
ここからは、自分が乗るべき列車に乗るだけ。
私は、ここからちょっと重い仕事を引き受けるけれども、そこに自分の徹底した個が現れるだろうと思う。
世界で個として生きていくということは、そういうこと。
何かに寄りかかるのでもなく、何かに帰属するのでもなく、何かに依存するのでもなく、
群れるのでもなく、孤独を前提として、自分を生きていくということ。
役柄は演じない。
ポジションも取らない。
ただ、自分であること。
6年後の私に向かう時間の始まり。
それぞれの人生という舞台の主役として、悔いなく参りましょう。