14. März 2020

各国の代表が国民に向けて演説しているけれども、お国柄が出るなあ、と思う。
フランスは「期待しています」が強いメッセージとして届けられていた。
オーストリアの大統領の演説は「感謝しています」を中心にしていた。
夜は、友人とごはん。
それなりに食材は買ったのだけれども、冷蔵庫がいっぱいな感じが好きではないので、せっせと食材を消費しそうになる。
夜は、麻婆豆腐(ひき肉を買っていなかったので、なぜか鶏ささみ)。
それと日本酒。
日本酒では酔わないのよね。
そこでふとスーパーでのことを思い出す。
私の前にレジに並んでいた女性がウォッカなどのアルコール度数の高いお酒を何本も買っていた。
家に引きこもるのには適していないような気がするな・・・とお節介ながらも、心の中でつぶやく。
でも、あれ、もしかしたら、何かの消毒作用を狙ってのことなのかな。
パスタや缶詰は軒並み品薄になっていた。
除菌ジェルはわかるけれども、なぜか、トイレットペーパーも。
キッチンペーパーも品薄。
なぜ???
ただ、私は不思議なことに、先々週に、ファミリーサイズのトイレットペーパーやらキッチンペーパー、箱のティッシュをその大量さを面白がって購入していて、一人暮らしには潤沢すぎるほど家にあるのでした。
アイロン台をIKEAのオンラインショップで購入するにあたり、ペーパーナフキンも1年間分は買ったし。
普段、食品の買いだめはしないのだけれども、1月に日本に行っていたから、お蕎麦とかもたくさんあるし、いただきものの羊羹もお茶も素敵なお吸い物のセットのようなものもたっぷりある。
お米もお餅もお味噌もお醤油も。
さらに言えば、なぜか、私の好きなトマトホールの缶詰やパスタ、オリーブの瓶詰めなども買い揃えてあって、ご近所さんに分けられるぐらいにはある。
こういう時、自分で自分を本当に動物みたいだな、と思う。
こういうところの何かの勘は、他でも意図的に活かせると良いのだけれども。
友人とは、今回のことと言うよりも、17世紀のペスト、第一次世界大戦後のスペイン風邪などについて話す。
17世紀のペストでは、ウィーンの住民の3分の1が亡くなっている。
1918年のスペイン風邪では、クリムトもシーレも亡くなっている。
そんなことについて。
外に出られないので、窓際に椅子を置いて、本を読んだり、お茶を飲んだり。
そして、仕事をする。
こんな時にも最前線で対応してくれている人の安全が守られますように。