2020

締め切りをいくつか抱えていて、一つ一つ丁寧に終えていきたいのだけれども、
体が疲れて、つい遊びに走る。
台所へ。
膨らむものを作ると決めて、スコーン。
バターとミルク、小麦粉とお砂糖とお塩とベーキングパウダー。
これだけあれば、美味しいものが作れます。
小さいものをたくさん作って、冷凍しておいて、朝ごはんやお茶の時間に温めて、ハチミツをつけて頂きます。
サクサク、ふわふわ。
私が自分でお菓子のレシピの本を買って、一番初めに作ったのはスコーンでした。
そのことを振り返るだけでも、人生の答え合わせができるような気がします。
私とイギリスの縁のようなもの。
ウィーンとの縁も幼稚園の頃には確かにできていた。
今の仕事もそう。
点と点は線になる。
そして、その軌道で出会った人たちの人生も交錯していく。
宿命のようなものは決まっているけれども、それを主体的に生きることはできる。
というのが、今の私の実感です。
2020年は、私は、この宿命のようなものを濃く生きてみようと思っています。
どこかを目指さなくても、運ばれていくのなら、
私の仕事は、自分の宿命をここで一度確認して、自覚して、濃く生きることだな、と。
そこからずれることはしない。
理想を生きることは、とても大事。
心にフォーカス。
美しいと思うもの、愛しいと思うもの、素敵だと思うもの、
そう思うものやこと、人に対して、正直に生きて、自分の世界を今一度丁寧に構築する。
それが、日常になり、人生を彩れば、自分の社会での役割は果たせるのではないかと思うので、
自分の「好き」をことのほか大事に生きる一年にします。